インプラント治療は、近年入れ歯やブリッジと同じくらい有名な歯の治療法として知られるようになりました。さいたまでも年々症例が増えていますが、歯科医療においてのインプラントは、あごの骨の中に人工歯根を埋め込み、そこに人工の歯を被せる治療を指します。治療の対象となるのは、さまざまな理由で永久歯を失ってしまった方です。基本的に何本でも可能ですが、誰でも治療が受けられるわけではありません。手術をしても問題ない全身状態であること、歯根を埋め込むあごの骨の状態がよいことが条件となり、中には治療を受けられない方もいます。こうした条件に合致するのであれば、失った永久歯を人工の力で再び取り戻し、天然の歯と同様に使える生活が待っています。
インプラント治療の特徴は、1本からでも自立した歯として機能を取り戻せることにあります。例えばブリッジなら、失った歯の両隣の健康な歯まで削って土台に使う必要がありますし、そちらの歯根がしっかりしていなければそもそも治療ができません。入れ歯の場合も、隣の歯に負担をかけて傷めてしまうリスクがありますが、インプラント治療ではあくまで対象の1本のみの治療で完結できます。あごの骨のなかに人工歯根を埋め、アバットメントと呼ばれる義歯をかぶせます。歯根の機能まで取り戻せるため自分の歯のような感覚があり、さいたまでも希望する人が増えています。
インプラント治療は保険適用ではないため、受ける場合は全額自己負担の自費治療になります。さいたまの歯科医院でも各院がそれぞれ独自の料金を設定しているため、かかる費用は一定ではありません。平均的には1本あたり40万円前後となりますが、これだけ高い金額であっても、やはり希望する人は年々増えています。入れ歯のように違和感や外れてしまう心配もなく、食べ物を味わったり自由に話せたりする喜びは、お金には代えがたいと言えるでしょう。セラミックやジルコニアなどの素材であれば天然の歯とまったく変わらない見た目になり、審美歯科としても高く評価されています。